ぴあが運営する公式チケトレの手数料、メリット・デメリットまとめ

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ぴあが運営する公式チケットトレードリセールサイト「チケトレ」の手数料、メリット、デメリットについて、出品者、購入者の立場からそれぞれ解説します。

チケトレとは?

音楽事業団体公認のチケット2次売買サービスです。 ぴあが運営しています。

公認であるため、本人確認が行われる公演でも入場できる仕組みです。

券面価格での売買となります。出品者は券面より高くしたり、安くしたりすることはできません。

購入者、出品者どちらにも手数料がかかります。

取り扱いのある代表的なチケット 宝塚など

宝塚歌劇団はチケトレでのリセールを推奨しています。

他にも音楽系、演劇系、ミュージカル系と幅広く扱っています。

また、出品者は扱ってほしい公演のリクエストができます。公演登録依頼について詳しくはこちら

取引の流れ

 

1)出品者が、チケットを出品する
2)購入者が、チケットを購入し代金をチケトレに預ける
3)チケトレが、出品者に発送依頼を行う
4)出品者が、チケットを購入者宛に発送する
5)購入者が、チケットを受領する → 公演を楽しむ
6)チケトレが、預かっていた代金を出品者に支払う

詳細はこちら

公演の何日前まで出品できる?

チケットが手元にある場合
・・・公演10日前まで

発券前かつ支払い済みで発券番号がわかる場合(ぴあ購入分のみ
・・・公演5日前まで

手数料(チケトレで売るとき)

・取引手数料
チケット金額の10% (3,999円以下の場合は405円)

・送金システム手数料
275円

・送料(※)
520円

※  送料を出品者、購入者どちらの負担にするかは出品者が決められます。
人気公演であれば、送料を購入者負担にしても買い手は見つかる可能性が高いです。

出品する際に選べる発送方法は、日本郵便の「レターパックプラス」、「ゆうパック」、「一般書留」だけです。

・「レターパックプラス」は全国一律520円で、コンビニで封筒を購入してポストに投函すればいいので最も便利です。
・「一般書留」の最安値は519円ですが、郵便局窓口に行く必要があります。
・「ゆうパック」は最安でも810円のため、まず使いません。

10,000円のチケットを売る場合だと、
取引手数料 1,000円+送金システム手数料275円=1,275円かかります。
送料が出品者負担ならば、さらに520円がプラスされて、1,795円かかります。

手数料(チケトレで買うとき)

・取引手数料
チケット金額の10% (3,999円以下の場合は405円)

・決済システム手数料
チケット金額の2%

・送料(※)
520円

※出品者が送料を購入者負担に設定している場合にかかります。

10,000円のチケットを買う場合だと、
取引手数料1,000円+決済システム手数料200円=1,200円かかります。
送料が購入者負担ならば、さらに520円がプラスされて、1,720円かかります。

チケトレのメリット・デメリット

購入者側のメリット

1.安心感です

個人同士でやり取りする場合は代金支払いに不安がありますが、チケトレが仲介してくれます。

万が一、チケトレで購入したチケットが偽物で入場できなかった場合、支払った代金は購入者に払い戻されます。

以下のような悲劇を避けられます。
・高額で購入したのに転売が運営にチェックされており入場できなかった
・公演中止となってしまい、高額で購入したチケットの定価分の払戻ししか受けられなかった、もしくはそもそも払い戻しを受けられなかった

2.券面価格での販売なので、 人気公演の場合は非公式売買サイトより安い場合が大半です。

購入者側のデメリット

1.郵送での受け渡しの場合、出品者に自分の氏名や住所がわかってしまうことです。

2.そもそもチケトレでの流通量が少ないことです。

チケトレのMy Pageからお気に入り公演を登録しておくと1日に数回メールで、お知らせしてくれるシステムがあります。リアルタイム配信ではないので注意が必要です。

ただし、今後はチケトレの流通量は増えると期待しています。

2019年6月14日にチケット不正転売禁止法が施行され、 たまたま公演に行けなくなったとしても、券面金額を超えた利益が出るような金額で販売すれば罪に問われるリスクがあるためです。
アウトとなる条件についてはこちら(Yahooニュース)のページが詳しいです。

出品者側のメリット

本人確認が行われるような公演でも、チケットを譲ることができることです。

チケトレが公演の主催者と調整の上、チケット購入者に対して購入証明書を発行します。
そのため、本人確認のために購入者と一緒に入場したりする必要がありません。

出品者側のデメリット

1.郵送での受け渡しの場合、購入者に自分の氏名や住所がわかってしまうことです。

2.券面価格での販売となるため、損が発生することです。

非公式チケットトレードサイトでは、出品者は価格を自由に設定できるため、手数料や利益を上乗せした金額を出品価格とすることができました。

そのため、購入者は券面より高い価格でチケットを購入し、出品者は無傷(もしくは利益を得る)という構図が大半でした。

しかし、 現在は券面価格を超える金額での転売は違法とされるリスクがありますので、多少の損失は仕方がないのかもしれません。

3.公演直前には出品できないことです。

チケットが手元にある場合は、公演10日前までしか出品できません。

郵送に時間がかかるため仕方がないのですが、紙チケットの代わりにスマホアプリの電子チケットを使う等、今後システムの改善に期待したいところです。

注意点

本人確認が必要な公演については、購入者は購入証明書をスマホの画面で表示する必要があります
ガラケーでは 購入証明書の表示はできません。

また、 購入証明書を紙に印刷しても無効なので注意が必要です。

まとめ

チケトレは従来型の非公式チケットトレードサイトと比べると出品者に厳しい面があります。

しかし、 チケット不正転売禁止法の施行により徐々に利用する人が増えると予想されます。

手数料の低減や、電子チケットの導入などユーザーフレンドリーなシステムに変わっていくことが期待されます。

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