パナソニックのペットカメラの正直な感想。サブスクとも比較してみた。

panasonic_KX-HDN205-K_sample-dog 買ってよかった

ネット上にある、パナソニックのペットカメラのレビューは、好意的なものばかりです。

でも、約2万円の価値は、本当にあるでしょうか?

 

パナソニックのペットカメラ(KX-HDN205-K)を買って、実際に約1年使ってみたので、良いところ、残念なところを含め、レビューします。

2020年8月に発売された新機種(KX-HDN215-K、楽天Amazon)と旧機種の違いや、定額利用サービスとのコスト比較もしていきます。

 

この記事を読めば、

・パナソニックのペットカメラは高いけど、本当に価値があるのか?

パナソニックのペットカメラの欠点はなにか?

子供の見守りカメラとしても使える?

新機種(KX-HDN215-K)と(旧機種KX-HDN205-K)は何が違うか?どっちを買うべきか?

サブスクリプション(定額利用サービス)の方がお得なのか?

が分かります。

 

先に結論を言います。

・外出先からでも、高画質でペットを見守ることができるので、留守番のときの無駄な心配がなくなりました

・画像がアプリに表示されるまでの時間と、カメラの方向の細かい調整に少し難があります。

・ですが、待ち時間は10秒もなく、操作性はカメラアングルの記録機能でカバーできるので、メリットの方が大きいと思います。

直接、カメラを通じて会話できるので、お子さんの見守りカメラとしても便利です

・新機種 KX-HDN215-Kと旧機種 KX-HDN205-Kの違いは、転倒防止機能の有無なので、猫ちゃん用に使うなら、新機種がいいです。

1年半未満しか使わないなら、購入するよりサブスクの方がコスパがいいです。

サブスク(定額利用サービス)は2023年2023年3月6日(月)11時をもって新規の申し込み受付が終了となっています。

 

本ページはプロモーションを含んでいます。本ページを経由して商品を購入したり、サービスを申し込むと、私に報酬が支払われる場合があります。

 

パナソニックのHDペットカメラを選んだ理由~他のドッグカメラとの比較

最初、ペットカメラにさすがに2万円は高すぎると思い、他に安くていい商品がないか探しました。

すると、安いものでは、3,000円くらいからあることがわかりました。

比較検討した商品 Tenvisのネットワークカメラ

特に迷ったのが、こちらのTenvisのネットワークカメラです。

・首振り機能

・動体検知・録画機能(録画には、別売のmicro SDが必要)

・暗視機能

・会話機能

があり、

・スマホでの簡単操作

ができます。

ただし、パナソニックのカメラのような、動作検知した後に、ペットや動く物の方向にカメラを自動的に向ける機能(追尾機能)はありません

動作を検知したら録画を開始する機能だけになります。

この商品を候補にしたのは、実際に使っているのだろう、と思われる高評価の口コミがたくさんあったためでした。

(ただし、お店など業務用に使っている方が多い印象でした。)

パナソニックのHDペットカメラを選んだ理由

しかし、最終的にはパナソニックのHDペットカメラを選びました

理由は、Tenvisが中国メーカー(Tenvis公式サイト(英語))なので、

セキュリティの面でパナソニック製品の方が安心と考えたためです。

自宅にいないときに使うから、セキュリティは大事だよね。

 

パナソニックやTenvis以外のネットワークカメラは?

パナソニックやTenvis以外にも、たくさん高評価の商品はあります。

しかし、5点満点の口コミの中には、よく読むと不自然なものがいくつかありました。

買うときには、しっかり口コミの中身を読んで選ぶことをおすすめします。

パナのHDペットカメラ KX-HDN205 の実物写真とサイズ

では、購入したパナのHDペットカメラを詳しく見ていきます。

まず本体とACアダプターはこんな感じです。

ACアダプターの電源コード部分の長さは、約175 cmです。

本体の裏はこんな感じです。

SET UPボタンとRESETボタンがあります。

本体に電源ボタンはないので、完全にオフにしたいときは、ACコードをコンセントから外します。

本体の大きさは、幅(直径)が約9 cm、高さが約12.5 cmです。

DVDの大きさと比べるとこうなります。

思ったより小さい。手のひらに乗るサイズだね。

パナのHDペットカメラの良いところ:見守り(モニター)が簡単

良いところは、4つあります。

1.スマホから簡単に接続・操作ができる

2.画質が良い

3.話しかけられる(通話ができる)

4.見守り(モニター)機能が賢い

順番に詳しく説明します。

スマホから簡単に接続・操作ができる(スイング・拡大)

専用のアプリを開くだけで、リアルタイムでカメラの映像が見られます。

例えば、通勤電車の中で、留守番しているペットの姿を、こっそりチェックすることができます。

操作画面はこんな感じです。

(壁の映像で失礼します。)

左右と上下にあるバーをタップすると、カメラが上下、左右にスイングし、映る角度が変わります。

画面をピンチアウトすることで、気になるところを拡大できます。

素のペットを見るのは楽しいよ。

ちなみに、初期設定にかかった時間は約5分で、簡単でした。

専用のアプリ(ホームネットワークW)をダウンロードして、付属の「簡単接続ガイド」を見ながら設定するだけです。

画質が良い

画質は3段階から選べます。

・フルHD(1920×1080)
・HD(1280×720)
・VGA(640×480)

真ん中の画質であるHDを使っています。

HDは、カメラとペットの距離が6~7メートルのときでも、映像を拡大すれば、ペットの表情が十分見えるレベルの画質です。

もっと広い部屋でも、画質をフルHDに設定にすれば、しっかり自宅の様子を観察できます。

話しかけられる(通話ができる)

マイクが付いているので、カメラを通じて、留守番をしているペットやお子さんに話しかけることができます。

いたずらをしているときや、ペットが鳴いているとき、直接声をかけることができます。

さらに、双方向に通話する機能もついています。

たとえば、

・自宅にいる家族にちょっと用事を頼みたいとき

・留守番中のお子さんに宿題をするよう促すとき

電話をせずに、直接話しかけるといった使い方もできます。

家族が電話にでなくてイライラということも減るね。

見守り(モニター)機能が賢い

赤外線センサーと画像解析を使って、ペットの動きを自動で検知して録画をスタートします。

(この機能はオフにすることもできます。)

さらに、ペットのいる方向にカメラの角度を変えながら(追尾しながら)録画することができます。

録画には別売りのmicro SDカードが必要です。

使えるmicro SDカードは以下です。

・micro SD/SDHCカード:容量512 MB~32 GB
・micro SDXCカード:容量64 GB~256 GB

こちらのSDHCカード 32GB (999円、価格は変わる可能性があります)あたりが、値段と品質のバランスからちょうどいいです。

我が家では、出先からリアルタイムでペットの様子をみて、かわいい仕草があったときは録画し、あとから家族と共有して楽しんでいます。

パナのHDペットカメラ 使ってみて残念な点・欠点:操作のもたつき

欠点は、3つあります。

1.カメラの起動に時間がかかるときがある

2.カメラの向きの細かい調整が難しい

3.カメラ本体にオン/オフボタンがない

1つずつ説明していきます。

カメラの起動に時間がかかるときがある

アプリを開いてから、映像が映し出されるまで、10秒ほど待たされるときがたまにあります。

同じ通信スピードでも、待ち時間が変わるので、回線速度の問題ではなく、アプリの動作の問題のようです。

いったん繋がれば、その後は長い待ち時間はないです。

 

待たされるのは絶対やだ!という人は要注意。

カメラの向きの細かい調整が難しい

カメラの向きを細かく調整するのが難しく、思った位置より行き過ぎてしまうことがあります。

しかし、以下の解決方法があるので、それほど問題になりません。

・スマホの画面を回転させて横長画面で操作すると、左右の調整がしやすくなります。

カメラの方向を、4か所まで事前登録しておくことができます。

子供がいつも座っている場所や、ペットのベッド等をあらかじめ登録しておけば、ワンタップでカメラを向けることができます。

カメラ本体にオン/オフボタンがない

カメラ本体には、オン/オフを切り替える物理ボタンがありません。

そのため、完全に電源を切りたいときはACアダプターをコンセントから抜くことになります。

パナソニック製品とはいえ、ネット接続している以上、使わないときはカメラの電源を完全に切っておく方が安心ですが、ACアダプターを外すのは、少し面倒です。

子供に簡単にオフにされることもないから、逆にいいのかも。

パナのペットカメラは子供の見守りに向いているか?

子供の見守りにも十分使えると思います。

カメラの動作音は小さいので、よほどシーンとした状況でなければ、気づかれずにそっと見守ることも可能です。

(逆に、プライバシー確保のため、カメラが動作しはじめたときに、音が鳴る設定もできます。)

電話をしなくても、直接話しかけることも可能で、日中にちょっとしたコミュニケーションが取りやすいのもメリットです。

型番について KX-HDN205-KとKX-HZN200-Wの違い

我が家で購入したのは、KX-HDN205-Kという型番の商品です。

KX-HDN205-Kの写真

KX-HDN205の写真

価格コムや楽天には、KX-HZN200-Wという商品もあります。

KX-HZN200-W画像

出典:楽天KX-HZN200-W商品ページ

説明書が共通なので、機能は同じです。

見分け方は、カメラの上部分が黒いのがKX-HDN205-K、白いのがKX-HZN200-Wです。

 

旧機種のKX-HDN205-Kと新機種のKX-HDN215-Kの違いと選び方

2020年8月に、新機種のKX-HDN215-Kが発売されましたので、旧機種KX-HDN205-Kとの違いをチェックしました。(新機種発売のプレスリリースはこちら

結論をいうと、

  1. 転倒防止機能が付いた
  2. 1~2cm 大きくなり、80グラム重くなった
  3. 消費電力が少し小さくなった

以外は同じです。

KX-HDN205-KとKX-HDN215-Kのスペックの比較

旧機種 KX-HDN205-K 新機種 KX-HDN215-K
消費電力 待機:3.5W 最大:10W 待機時:約3.5 W 動作時:約8.0 W
外形寸法(高さ×幅×奥行) 約 126×82×82(mm)  約133×98×98(mm)
質量 約 370g 約450 g
転倒防止機能 なし あり
追尾機能 あり ←と同じ
会話機能 あり ←と同じ
温度検知機能 あり ←と同じ
利用アプリ ホームネットワークW ←と同じ
使用環境条件 温度:5 °C ~ 35 °C ←と同じ
湿度:45 % ~ 85 %(結露なきこと) ←と同じ
撮像素子 CMOS 200万画素 ←と同じ
出力映像 フルHD(1920×1080) ←と同じ
HD(1280×720) ←と同じ
VGA(640×480) ←と同じ
最低被写体照度 0ルクス(周囲が暗いときは本機に内蔵の赤外線LEDが点灯して、映像を白黒で表示します。) ←と同じ
焦点距離 固定(1.5m~∞) ←と同じ
撮影範囲(カメラ画角) 水平約54°、垂直約31° ←と同じ
可動範囲 水平:約+153°~-153° ←と同じ
垂直:約+29°~ -29° ←と同じ
対応SDカードの種類 microSDカード:512 MB~2 GB ←と同じ
microSDHCカード:4 GB~32 GB ←と同じ
microSDXCカード:64 GB~256 GB ←と同じ
(いずれもClass10、UHS Speed Class1以上) ←と同じ
対応SDカードフォーマット microSDカード:FAT16 ←と同じ
microSDHCカード:FAT32 ←と同じ
microSDXCカード:exFAT ←と同じ
対応SDカード記録方式 動画情報:MPEG4(動画部分:H.264、音声部分:AAC) ←と同じ
最大記録容量(ファイル数) ファイル数上限:約65,000件 ←と同じ
(全体ファイル容量がSD容量を超えない場合) ←と同じ
コード長さ ACアダプターコード:約1.8m ←と同じ

 

他にも、ペットのルーティン行動が確認できる「行動ログ」や、1週間分の録画を5秒ずつつないで再生する「一週間ダイジェスト」といった動画機能が強化されました。

パナソニックペットカメラ動画機能

出典:パナソニック公式サイトプレスリリース

ただ、この2つは専用アプリ「ホームネットワークW」のアップデートで使えるようになったものです。

新機種と旧機種で利用するアプリは共通なので、新しい動画機能は旧機種KX-HDN205-Kでも利用することができます。

そのため、新機種と旧機種の大きな違いは、「転倒防止機能があるかないか」だけです。

 

そのせいか旧機種の値段があがってます。もともと19,000円くらいだったのに、現在は20,000円ほどで売っているショップもあります。

旧機種のKX-HDN205-Kと新機種のKX-HDN215-Kのどちらを選ぶべき?

ペットが猫ちゃんなら、新機種KX-HDN215-Kがいいです。

なぜなら、新機種は特殊な吸盤が本体の底にあるので、転倒しにくく、猫ちゃんがいたずらをしても簡単には倒れないからです。

パナソニックペットカメラ転倒防止機能

出典:パナソニック公式サイトプレスリリース

フォルムも台形で、安定感があります。

KX-HDN215-K画像

出典:パナソニック公式サイトKX-HDN215発売プレスリリース

逆に、わんちゃんを飼っていて、わんちゃんの足の届かない高いところにカメラを置くなら、旧機種でも大丈夫です。

見た目の好みと値段で選べます。

 

パナソニックペットカメラの最安値とサブスクリプション(定額利用サービス)とのコスト比較

パナソニックペットカメラの最安値の比較

Amazonと楽天でのパナのペットカメラの最安値は以下のとおりです。

 

2021年2月時点の価格です。最新の価格はリンク先にてご確認ください。

 

  • パナソニック ペットカメラ(旧機種KX-HDN205-K)

Amazon 22,400円    楽天 21,820円

  • パナソニック ペットカメラ(新機種KX-HDN215-K)

Amazon 21,627円    楽天 21,620円

ペットカメラの定額利用サービス(サブスクリプション)はお得?

パナソニックは定額利用サービスも行っていて、

 

ペットカメラの新機種KX-HDN215-Kが月額1,430円(税込)で使えます。

 

しかも、商品発送月とその翌月は利用料金が無料(※)なので、

 

半年間の利用なら、実質1,192円/月で使えます。

 

(※ 無料期間中に解約すると、無料期間解約手数料として1,430円がかかります。)

 

 

 

購入とサブスクを比較すると、

1年半未満しか利用しない場合は、購入するよりサブスクリプションの方がお得です。

 

サブスクリプションの利用料金の合計額は、18カ月で21,610円となり、

購入した場合(21,627円。記事執筆時の値段。)とほぼ同額になるためです。

 

サブスクの支払合計金額は以下のとおりです。

 

タイミング 月額料金 支払い累計額 例)2021年3月に
商品発送の場合
商品発送月 ¥0 ¥0 2021年3月
1か月後 ¥0 ¥0 2021年4月
2か月後 ¥1,430 ¥1,430 2021年5月
3か月後 ¥1,430 ¥2,860 2021年6月
4か月後 ¥1,430 ¥4,290 2021年7月
5か月後 ¥1,430 ¥5,720 2021年8月
6か月後 ¥1,430 ¥7,150 2021年9月
7か月後 ¥1,430 ¥8,580 2021年10月
8か月後 ¥1,430 ¥10,010 2021年11月
9か月後 ¥1,430 ¥11,440 2021年12月
10か月後 ¥1,430 ¥12,870 2022年1月
11か月後 ¥1,430 ¥14,300 2022年2月
12か月後 ¥1,430 ¥15,730 2022年3月
13か月後 ¥980 ¥16,710 2022年4月
14か月後 ¥980 ¥17,690 2022年5月
15か月後 ¥980 ¥18,670 2022年6月
16か月後 ¥980 ¥19,650 2022年7月
17か月後 ¥980 ¥20,630 2022年8月
18か月後 ¥980 ¥21,610 2022年9月
19か月後 ¥980 ¥22,590 2022年10月
20か月後 ¥980 ¥23,570 2022年11月

 

ですので、

  • 1年半未満しか使わないなら、サブスクがお得
  • 1年半以上使うなら、購入がお得

といえます。

 

なお、無料期間中に解約する場合の1,430円を除き、解約違約金や契約期間のしばりはありません

好きなタイミングで解約できます。

商品受け取り時の送料は無料です。

定額利用サービスを解約する際に、ペットカメラを返却する際の送料は利用者負担となります。

 

サブスクリプションについて詳しくはこちら(パナソニックの公式サイト)。

※サブスクリプション(定額利用)サービスは2023年3月6日(月)11時をもって新規の申し込み受付が終了となります。

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