
- あと少しで満点だけど、何が足りないのかわからない
- 最後の20点を取るために必要なものは?
970点まで取れている場合、リスニングと読解はほぼ全問正解できているはずです。
筆者も実際そうでした。(990点のスコアの証拠はこちらの記事にあります。)
足りないのは、Part5とPart 6に出てくるマニアックな文法です。
忘れがちな英語のルールを3つ紹介します。
忘れがちな英語のルール3つ
- 関係代名詞でthatを使う方が好まれる場合
- 疑似関係代名詞のas
- 要求などの意味を含む文でのshouldの省略
関係代名詞でthatを使う方が好まれる場合
only, allなどが先行詞についているときは、
関係代名詞はwhoやwhichよりも、thatが好まれます。
Mr. Sato was the only employee _______ could not take summer vacation.
A. that B. which C. whom D. who
thatとwhoどちらも正解に思えますが、先行詞がthe only employeeなので、答えはA. thatです。
佐藤さんは夏休みをとれなかった唯一の従業員です、という意味になります。
疑似関係代名詞のas
先行詞にsuchなど、asと相性のよい単語がある場合は、関係代名詞としてasが使えます。
You should choose such flowers _________ fit the interior.
A. no B. as C. so D. any
先行詞がsuch flowersで、suchを含むため、asが疑似関係代名詞として使えます。
答えは、A. asです。
あなたはインテリアに合うような花を選ぶべきだ、という意味になります。
such as の他にも、same asや as ~ as構文(「同じくらい~」という意味)などで、
asが疑似関係代名詞として使えます。
要求などの意味を含む文でのshouldの省略
要求、提案、当惑などの意味を示す文でshouldを使うことがあります。
このshouldは日本語に訳しません。(~すべきという意味はありません。)
例えば、こんな文章です。
(その指揮者は、彼女がコンサートを延期することを提案している。)
しかも、アメリカではshouldを省略し、その後に来る動詞は原形のままになります。
shouldが省略されていることに気づきにくいので、注意が必要です。
TOEICで出題されるときは、こんな問題になります。
He demanded that we ________ the rent.
A. paid B. have paid C. paying D. pay
demandedは要求したという意味なので、that 以下では実はshouldが省略されていることがわかります。
shouldの後の動詞は原形になるので、D. payが正解です。
彼は私たちが家賃を払うことを要求した、という意味になります。
時制の一致と考えて、A. paidにすると不正解になりますので、ご注意ください。
(このshouldの使い方は、文法的には「仮定法現在」といいます。)
忘れがちな英語のルールのまとめ
- 関係代名詞でthatを使う方が好まれる場合
- 疑似関係代名詞のas
- 要求などの意味を含む文のshouldの省略
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